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梅は開花直後が一番「いい香り」 和歌山県と花王が共同研究(産経新聞)

 梅の花は開花直後の朝が最もフレッシュな香り−。和歌山県は花王(東京都)と共同で、開花の状態や時間帯で大きく変化する南高梅の香りについて詳細に分析したところ、最もかぐわしいのは開花直後の朝であることを突き止めた。香りの成分を解明したことで、本物に近い香りの再現も可能となり、花王は調査今回の結果を生かした新商品の開発を行うとしている。

 調査は花王と県工業技術センター、県農林水産総合技術センター果樹試験場うめ研究所による都市エリア産学官連携促進事業の一環。昨年2月にみなべ町の同果樹試験場うめ研究所で実施した。

 分析によると、南高梅の花の完全開花当日の開花香気量は、前日のほぼ開花した状態に比べ約3倍に増加。人による官能検査でも、この時点が最もフレッシュな良い香りであることを確認した。完全開花から4日後の落弁時には、すえたにおいに変化していた。1日の時間帯でみると朝(午前8時半)が最も多く、昼から夕刻(午後4時半)にかけて減少することもわかった。

 さらに香りの成分を科学的に分析し、ベンジルアセテートなど主要な23成分のほか、香りの印象に大きく影響する可能性のある72の微量成分を特定することに成功。今後の製品開発に役立てる。また南高梅に加え、西洋梅や白加賀、新平家など計13種の梅についても同様の分析を行い、白梅と紅梅の香りの違いが、香り成分の違いであることも確認できた。

 香りの成分は極めて微量のため、花王は梅の花をガラス容器で覆うなど、採取量を従来の十数倍に高めた独自の技術を使用。従来は十数時間かかっていた香気成分の採取が15分でできることから、1日3回の時間帯ごとの香りの変化も調査できた。

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